
奇才Reinhold Bognerの名を一躍世に広めるきっかけとなった、Bogner Ampの代表作である1992年にシーンに登場した”Ecstasy 100B” Headは、マルチチャンネル・プリアンプとパワーアンプを組み合わせたラックシステムが主流であった時代に産声を上げました。
「シンプルなサーキットから構成されているアンプの方がダイナミクスに優れている」という点に早くから気づいていたReinhold Bognerは、ピュアなトーンとダイナミクスを失うことなくユーザーが自由に思い描くサウンドテイストの創造を可能とする3チャンネル仕様のEcstasy 100Bを世に送り出しました。
1995年には新機能を搭載した”Ecstasy 101B”へと進化を遂げ、その後搭載する機能を限定しよりオープンでオーガニックな音色が特徴の「Ecstasy Classic」や、日本限定仕様でCh3(Red Channel)のサウンドをより80年代の改造アンプを彷彿とさせるジューシーで絶妙なバウンス感と繊細さを併せ持つサウンドにカスタマイズした「Ecstasy Custom」、そしてBogner Amp20周年を記念してデザインされたパワー管に6L6管を搭載したゴールドパネル仕様の「Ecstasy 20th Anniversary Model」が登場しました。
その後もReinhold Bognerのサウンドへの飽くなき探究心は止まることなくEcstasy Headのサウンドと機能性のアップデートを行い、2023年には新たにDepthノブとモードスイッチを追加搭載し、エッジの効いたトーンとレスポンスの速さとバウンス感ある極上の歪みサウンドが魅力の「Ecstasy “Pandora”」等、いくつかの異なるバージョンを世に送り出してきました。
そして今回満を持して登場した待望の新作モデル『Ecstasy 104』は、歴代のEcstasy Headが持つポテンシャルを1台に集約し、また新たに”Channel 0″を追加搭載した4チャンネル仕様の100W出力のアンプとしてリボーンしました。
コントロールパネルのカラーが異なる2つのモデルは、EL34管を標準搭載した”Black voicing”と6L6管を標準搭載した”Gold voicing”と名付けられ、異なるパワー管を搭載することでそれぞれの特徴あるサウンドカラーをお楽しみ頂けます。
さらには各チャンネルの切り替えやスイッチコントロールは、本体のフロントパネルに搭載されたスイッチ及び専用のフットコントローラーでの切り替えは勿論、RJM社が技術提供を行うことで実現したMIDI機能(プログラムチェンジ・コントロールチェンジナンバー)を用いたコントロールにも対応しています。
■Channel 1 & Channel “0”

■美しく汎用性が高いクリーンサウンドが特徴の Channel 1(Green LED)
歴代のEcstasy Head特有の美しく透き通ったゲインをブーストすることで音の力強さと存在感を加味するジャンルの垣根を超えて多くのギターリストに愛され続けてきたクリーンサウンドとそのトーンはEcstasy104 Headにも継承されています。
シンプルな3-Band EQとGAIN及びChannel VOLUME、BRIGHT(Pre EQ)スイッチを操作することで透明感のあるピュアなクリーンサウンドからバンドアンサンブルやレコーディングの現場においてのミックス時にも音抜けが良いパンチーで音楽的なクリーンサウンドまでを網羅する優れたチャンネルです。
■オーガニックでスイートなトーンが魅力の新たに搭載された Channel “0” (Purple LED)
本機のクリーンチャンネルと共通のイコライザーセクションを持ち更にゲインステージを追加搭載することでより高いゲインサウンドをカバーできる『Channel “0”』は、 マスターボリュームが無いアンプをフルアップした時のようなリッチでホットなゲインサウンドから”SRV ish” なブルージーでスイートなトーンが特徴で、ピックアップの切り替えやギター側のボリュームを絞ることで様々な音の表情を見せてくれます。
また、Ecstasy Headではお馴染みのブライトスイッチである「PRE EQ」スイッチと、新たに搭載された「SCOOP」スイッチを操作してミッドレンジ・ポストトーンスタックの位置をゲインステージの後段に配置することでより自由なトーンシェイピングをお楽しみ頂けます。
■Channel 2 & Channel 3

■3段階でのゲインサウンドの切り替えが可能な「MODEスイッチ」を新たに搭載
Reinhold Bognerのアンプ製作におけるルーツでもあり弱冠22歳で渡米を決意するきっかけとなった “改造マーシャルアンプ” の存在は、多くのミュージシャンからのアンプの改造依頼を受ける中で培った知識を基に自身がデザインした『Blue pre-amp circuit board』が誕生するきっかけとなり、あの Eddie Van Halen もその改造アンプのサウンドを気に入り自ら入手したという話は、Reinhold Bognerのサクセスストーリーの1つとして今なお語り継がれています。
そこで培った経験やロサンゼルス界隈で活躍するミュージシャンからの要望でアンプの改造やメンテナス作業に勤しむ中で独自の回路が誕生し、多彩な音色のコントロール性とアンプヘッドならではのダイナミクスやレスポンスを共存させることを理念を元に生まれたEcstasy Headは30年以上にわたりBogner アンプのアイコン的なサウンドとして愛され続けており、レジェンドギターリストSteve Lukather が本機のミドル・ゲインチャンネルであるBlue(GAIN 2)チャンネルのサウンドとトーンを気に入ってTOTOのツアーでメインアンプとして使用した出来事はファンの心を魅了すると同時にポテンシャルの高さが再評価された瞬間でした。
そのレガシーなゲインサウンドとトーンをさらに飛躍させるべく新たに搭載された3段階でのゲインサウンドの切り替えを可能とする「MODEスイッチ」は、憧れのギターサウンドを追い求めるギターリストに無限大のサウンドパレットを与えてくれることでしょう。
【CH2(Blue channel)】
・BLUE : スタンダードなBLUEチャンネルモード
・RED : RED channelと同一のチャンネルモード
・PLEXI :60年代のアンプを彷彿とされるローゲインモード
【CH3(Red channel)】
・RED : スタンダードなREDチャンネルモード
・BLUE : BLUEチャンネルと同様のモード
・80’S : BLUEチャンネルにコンプレッションを追加したモード
■より幅広いサウンドのカスタマイズを可能とする「MODERN」「SHIFT」「DEPTH」スイッチを新たに搭載
オリジナルのEcstasy HeadからアップグレードされたEcstasy 104のサウンドをギターリストが求めるより細かなカスタマイズに対応できるよう新たに搭載された「MODERN」「SHIFT」「DEPTH」コントロールスイッチを操作することで、より解放的なビンテージフィールでクラシカルなサウンドからEcstasy Headらしいミッドレンジがより強調されたサウンドをお楽しみいただけます。
■MODERNスイッチ
・”Gold Voicing”モデル:スイッチが上側(ON)の状態でEcstasyらしいミッド・ゲインがプッシュされたサウンドとなります。
・”Black Voicing”モデル:スイッチが下側(OFF)の状態でEcstasyらしいミッド・ゲインがプッシュされたサウンドとなります。
■SHITFスイッチ
スイッチが右側の状態で分厚いミッドレンジが強調されたサウンドとなり、スイッチが左側の状態でよりオープンで解放的なサウンドとなります。
■DEPTHスイッチ
Power Amp Excursion(パワーアンプ・エクスカージョン)の設定が可能です。
スイッチが●の位置でパワーアンプセクションの低域がブーストされ、小音量で演奏するときにより効果的なスイッチとなります。
■再設計された「MASTER VOLUME」

再設計されたMASTER VOLUMEは、従来のEcstasy Headとは異なりエフェクトループ使用の有無に関わらず常時アクティブとなる仕様で、各チャンネルで作ったサウンドとトーンの個性をキープしながらもエフェクトループに接続するエフェクターに影響を与えることなく全体の音量をストレスなく調整できます。
■より幅広いコントロール性とRJM社が技術提供することで実現したMIDIオペレーション機能


Ecstasy 104のフロント・コントロールパネルに搭載されたアクセスしやすい「CHANNEL SELECT/STORE」「CH2/3 BOOST」「FX」スイッチは、本体側のスイッチでのコントロールは勿論、RJM(RJM Music Technology)が技術提供を行うことで実現した外部MIDIコントローラーを用いたオペレーションにも対応できるようMIDI機能が追加搭載されました。
■CHANNEL SELECT/STORE
スイッチを一度押す度にチャンネルを切り替えることができ、3秒間押し続けることでチャンネル・セレクト、CH2/3 BOOST及びエフェクトループのオン/オフの情報を保存することが可能です。[※1]
■CH2/3 BOOST
チャンネル2と3のサウンドをブーストすることが可能で、ブーストのON/OFFはチャンネルを切り替えた際も記憶されます。
■FX
エフェクトループのON/OFFを行うことが可能です。 [※2]
[※1]本機と外部MIDIコントローラーが接続されていない場合は、STOREボタンは機能しません。
[※2]バックコントロールパネルに搭載されている「FX LOOP ALWAYS ON スイッチ」がオンになっている場合は常時オンとなります。
■Photos
・Black Voicing(EL34)


・Gold Voicing(6L6)


■Movies
※製品の仕様は予告なく変更となる場合がございます。







