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4月12日 海外での音楽体験 |
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独り言なので読み流してください^^ (いつもかっ?^^;)
僕がHollywood GIT(1987年)に行っていた事は既にご紹介しましたが、日本で音楽関係の学校に行って自分の腕を磨いてみたいとお考えの若い世代の方達に僕の経験から来る事を書いてみます。
今でこそMI Japanなどがあって海外の音楽学校のカリキュラムを日本にいて実践できる素晴らしい環境がありますが、そこには日本では絶対に体験出来ない事が一つあります。それは、異国での世界中から集まってきている音楽家を目指す人達との貴重な交流です。この貴重な時間は僕の音楽観をひっくり返してしまった程刺激的で、日本で通っていた学校ではあり得なかった環境の中に自分を放り込んだ事によって得たものは計り知れないものでした。
そこには世界中から集まってきているその街の腕自慢達がいるわけです。
それはフレーズを速く弾けるとか誰それの曲を完璧に弾けるとかのレベルの話ではなく、生まれ育った環境から来るその国や出身地で培ったそれぞれの独特な空気感というかコード感、そのリズムやその間(ま)からくるオリジナリティー溢れるサウンドにはただただ圧倒されるばかり。
実際にGITの先生より当時の生徒達から受けたその刺激やローカルで知り合ったミュージシャン達からの影響がいまだに僕の中でうごめいている程、相当影響を受けてきました。
『個性』という意味では世の中にはとんでもないミュージシャンが大勢埋もれているという事ですね。
若い時期に、1年間でも半年間でも3ヶ月間でもいいからその空気に触れに海外の学校または海外の音楽シーンに飛び込んでみてはいかがでしょう。そこでジャムったりして仲間とクリエイティブに音楽を楽しむ事が出来たら素晴らしいですよね。とても貴重な体験になる事でしょう。
レコーディングスタジオにて
話変わって、80年代の後半から数年間、音楽関係のコーディネーターのお仕事をお手伝いしていた事もありLAのレコーディングスタジオに頻繁に出入りしていた時期がありました。
日本から来る日本のアーティスト達をテイクケアーするのが仕事で日本のアーティスト達が招いたLAのスタジオミュージシャンの仕事を見るチャンスが多々あったのでそれはそれは毎回とても楽しみでした。
その中でも、圧倒的だったのがランドーとティムピアスそしてポールジャクソンJrで、さすがっとしかいいようのない手際の良くまた素晴らしいその仕事ぶりは日本から来たアーティストは勿論の事スタッフ一同全員皆大満足で、僕的にも毎回とても勉強させていただきました。
特にこの3人の中でポールジャクソンJrには圧倒されてしまいました。クリーンサウンドでのリズムワークで彼ほどその楽曲に合った素敵なプレーを短時間であれだけ表現する人は未だに見た事がないです。Just
Fantastic !!!
また、あのランドー師匠が音符を読むのが苦手というのも意外でした。難しいキメのフレーズがあってそれを休憩時間に一生懸命に練習していて、結局そのフレーズをキーボーディストに弾いてもらってそれをギターで音を拾ってしばらく練習してからレコーディングしている事もありました。またこの時のレコーディングはライブ録りだったのでその緊張感たるや…凄まじいエネルギーでした。因に、この時のメンバーはビニーカリウタ、ニールスチューベンハウス、マイケルランドウ。お昼過ぎに集合で音出しの一発目はなんと『You
Really Got Me』(Van Halen バージョン)でした。
因に、それらのレコーディングセッションの現場で観た中で一番魅力的だった日本のアーティストは間違いなく、長渕剛さん。ギターを弾くという事で多少ひいき気味かもしれませんが、全てが圧倒的に素晴らしかったです。弟子にしてください!^^
m(_ _)m
Tim Pierceの機材

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