5月28日 Vintage Effectsとの衝撃的な出会い
 
    魂を揺さぶられたFuzzサウンド
 1991年5月28日、マイケル・ランドウのバンド、Red Blues(Burning Waterの前身バンド)をハリウッドのChina Clubで観た時のショックは忘れられません(当時の音源を今聴いても凄い!)。暗闇の中で、あのTycobrahe-Octaviaのサウンドを聴いた時は“うわっ!なんだこれっ!?”という衝撃で、視線はもうマイケル・ランドウに釘付け! 加えて68年製50WのVintage Marshallのフルスタックだけでもインパクト充分でした(その日の貴重なラックの写真をご覧下さい。後ろにいるのはDavid Freedman)。そしてあのFuzzサウンド! あの夜、僕は魂を揺さぶられました!……余談ですが、横ではマイケル・ランドウが当時付き合っていたWilson Phillipsのchynna(ソロ・アルバムに入っている同タイトル曲は要チェック^^)が、“マイコー!”って写真をバシバシ撮りながら大騒ぎしていたっけ^^。

Tycobrahe-Octaviaサウンドを探求
 ライブ終了後、会場の外ではマイケル・ランドウのローディが車に機材を運んでいました。僕はそのサウンドの秘密を知りたかったので、“このラックには何が入っているの!?”と聞いてみると、わざわざラックを開けて説明してくれたのです。そこにはBlueの箱のTycobrahe-Octavia、黒のFuzz Face、ハンドメイドのDemeter Tremulaterが……。
  その次の日からTycobrahe-Octaviaを必死に探し始めたのは言うまでもありません。そして、1年間で8台ゲット^^。その後はSRVが使用したこともあり、値段が高騰してしまいましたね。それ以来、1998年くらいまではマイケル・ランドウがライブをやるたびに、毎回テープ・レコーダーを片手に足を運んでいました(彼が歌うようになってから、プレイはちょっと雑になったかな……)。ちなみにその時のローディはDavid Freedman。その後、彼はBradshawから学んだスキルを生かしてローカルのミュージシャンのラック製作を始め、今ではアンプの製作までしています。
  丁度同じ頃、僕はマイク・フラーと出会いました。そして、彼がコピーしたTycobrahe-Octaviaは初期のOctafuzz となり、Deja Vibe、Fulldrive……そして遂にFulltone USAブランド確立へ、と話は続くのです。

   
  BW Live at the China Club,Hollywood,Los Angeles.w/D,Freedman(5/28/91)    BW live at the Club Lingerie,Hollywood,Los Angeles. (7/16/91)
     
     
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